カミュがパンテオンへ?? |
パリの空港で手に取った雑誌とル・モンドでアルベール・カミュの人生に思いを馳せる。彼が1960年1月4日に自動車事故で亡くなってからもうすぐで50年を迎える。この機会にサルコジ大統領がカミュをパンテオンに、と考えていることを知る。娘の Catherine さんはOKの意向のようだが、息子の Jean の同意はこれから、というニュアンスであった。これはすんなりと来年はカミュの panthéonisation があるのか、と思って成田に降りてからル・モンドのサイトに行ってみると、Jean は反対の意向だという。「反抗的人間」 の著者は国からこのような扱いを受けることを良しとしないのではないかとか、サルコジ大統領に対する気持ちからではないとの発言も見られた。前任者のシラク大統領は、アンドレ・マルロー(1996年)とアレクサンドル・デュマ・ペール(2002年)をパンテオンンに祀っている。これからどのような展開になるのか、興味が湧いていた。