クラクフ四日目、ニーナ・シモンが降りる Nina Simone's "My Way" |
最近発見した歌手にニーナ・シモンがいることは以前に書いた。
デジュネの後時間があったので、地元の学生さんに紹介されたお店に顔を出してみた。
こちらの音楽を聞いてみるためである。
ポップスをいくつか聞いてみたが、決定打はなかった。
その場で感激して買っても日常に戻ると入ってこないものがあることは長い経験から分かっている。
それ以来、日常の感性を呼び戻して判断するようになってきた。
トランペット奏者のものも聞いてみたが、いま一つ。
そして何気なく手に取った彼女のCDが訴えてきた。
"Here comes the sun"
それぞれ15秒しか聞けないが、何かが伝わってきた。
そして、最後に入っていたこの曲のリズムに体が動いていた。
ここ数日間、流れの底に身を沈めていたせいだろうか。
今日の記事を書き終わった後すべてを聞いてみて、期待は裏切られなかった。
彼女が晩年をフランスで過ごし、彼の地で亡くなっていたことを今回初めて知る。
フランス語の歌を歌っていることは知っていたのだが、、、
クラクフでニーナ・シモンとは、予想だにしていなかった。