ジャン・ポール・ベルモンド 「男と犬」 Jean-Paul Belmondo "Un homme et son chien" |

先日見た映画の予告編に顔馴染みの俳優が出ていた。その俳優の名は、ジャン・ポール・ベルモンド (Jean-Paul Belmondo, né le 9 avril 1933 à Neuilly-sur-Seine)。もう75歳になっている。デ・シーカ (Vittorio de Sica; 7 juillet 1901 - 13 novembre 1974) の 「ウンベルト D」 ("Umberto D.") のリメークだというこの映画でいい味を出していた。
"Un homme et son chien" (2009) Bande annonce
ウィキによると、脳血管系の病気で倒れてから7年間の沈黙を経て主演した映画になる。昔のカッコよさをわずかに残しながらも顔は皺くちゃになっている。しかし、私の中ではこうなるとは想像もできなかった俳優になっていた。人間とは年輪を経ないと味が出ない生き物なのか。そんなことを考えながら、この映画をいずれのリストに入れていた。
そして昨日、帰り掛けに時間ができたので覗いてみることにした。映画自体はベルモンドを見せるためのものという印象を拭えなかったが、落ち着いた存在感のある映像になっていた。なぜかわからないが、映画に出てくるパリの景色を懐かしい思いで眺めていた。
ところで、デ・シーカという名前も懐かしい。フィルモグラフィーを覗いてみたが、見たと思われる映画が結構並んでいる。
自転車泥棒 Ladri di biciclette (1948)
終着駅 Stazione Termini (1953)
ボッカチオ'70 Boccaccio '70 (1962)
ああ結婚 Matrimonio all'italiana (1964)
ひまわり I Girasoli (1970)
旅路 Il Viaggio (1974)
どれも記憶にほとんど残っていないが。映画を意識して見ていた時代ではないので致し方ないだろう。こちらもいずれ見直してみたいものだ。


