シスター・エマニュエルさんの人生 La vie de Sœur Emmanuelle |
昨年の10月末、リブレリーを散策中に出会った。丁度、あとひと月で100歳というところで亡くなったばかりだったことを後で知る。以下のインタビュー本にあった彼女の人生の歩みを眺めて感慨深いものがあった。
"J'ai 100 ans et je voudrais vous dire..."
1908年 フランス人の父とベルギー人の母の間にブリュッセルで生を受ける
1931年 (22歳) 宗教に目覚め、エマニュエルの名を授かる
1932年~1963年 (23歳~55歳) トルコ、チュニジアで文学を教える。55歳にしてソルボンヌ大学から学士号を取得
1963年~1971年 (55歳~62歳) アレクサンドリアで教師をする中でエジプトに深く惹かれる
1971年 (62歳) 退職時、最も貧しい人とともにカイロの貧民街エズベット・エル・ナクルで生活するという願いを実現する
1980年 (71歳) 「シスター・エマニュエルの友」 を設立、エジプト・モカタムのスラム街に住む
1985年 (76歳) 別のスラム街に移住。学校や診療所などを開設するためにスーダンを訪問
1987年 (78歳) レバノンにも協会を設立
1989年 (80歳) 活動をセネガル、フィリピン、ハイチに拡大
1993年 (84歳) 上司の懇願でエジプトを去り、フランスでSDFのための活動に参加
1994年 (85歳) ブルキナ・ファソ、ブラジルに協会を設立
2006年 (97歳) パリ郊外ボビニーに協会設立
特に、退職後の活動に目を見張る。
生き切った人生だったのではないだろうか。
ビデオ "Sœur Emmanuelle 100 ans" 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7