学割と老人割引 Réductions pour les étudiants et les les personnes âgées |
こちらで学生になってから、生活のやり方や考え方にいろいろな変化が見え始めている。ひとつは生活をできるだけ簡素にするようになっている。そうせざるを得ないからだろうが、私の理想でもある。それは倹約ということをも要求するようになる。そこで以前と同じような生活をしようとすると、社会が提供するサポートに頼らざるを得なくなる。先日の図書館の発見などそのよい例かもしれない。雑誌など買う必要もないし、その場に行くと今まで読んでいた以上の情報が手に入るようになる。CDやDVDも然り。また、この冬のある日のこと、近くのお店で支払いの列に並んでいる時、前の人の肩にスケートが見えたので聞いてみると、この界隈に町のスケートリンクがあるという。なぜか日本からホッケー用のスケートを持ってきていたので、これも利用できる(さすがにスキーは置いてきた)。この町が、この社会が(もちろん、われわれの税金で)提供しているサービスに目が行っているのを感じる。私の場合、日本ではほとんどなかった視点なので新鮮であり、畏まって言うとお金を出している方としては当然のことになる。他にもいろいろありそうである。これから事あるごとに、周りを見回すことになるだろう。これは全くの余談になるが、先日のこと、いずれ学割と老人割引の両方が使える日が来るのではないか、などという愉しい考えを弄んでいた。
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10 mai 2015
その後、そのような日は来ないことが分かった。当然だろう。学割か老人割引のどちらかが使え、両方とも同じ割合になっていることが多い。