科学に特徴的なこととは? |

朝からビブリオテークへ。
これからの計画を練る。
どうもこの過程がお好みのようで、さっぱり前に進まない。
午後は二つのセミナーに参加し、夜は再びビブリオテークへ。
最初のセミナーでは、イタリアからの招聘教授がアメリカ人の論文を紹介していた。
その論文の著者は、科学が出す知が真理である程度は高いと見ていないが、科学の社会学者が言うように、科学知のすべてが社会的、政治的など科学以外の要因で決まっているとは考えていない。また、ある限定された時代の限定された現象に焦点を当てる手法が流行るとそれ以外に目もくれなくなるが、知の確立にとって科学はどの程度重要なのかを問うのが科学史であるとすれば、多様な問に寛容さを示すべきではないかと言っている。それから気に入ったのは、トマス・クーンは否定的に見ていたと著者が考えているノーマル・サイエンスを評価し、名もない普通の科学者の貢献を重視すべきだという立場を採っている点だろうか。その上で、多くの科学者が自分の仕事に多くの価値を見出していないことに疑問を呈している。すべての先入観を排し、科学が他の知的探求とどのように違っているのかという問に戻る時が来ていると考えている。そのためには、歴史家と哲学者の共同作業が必要になると結んでいる。
よく体を使った一日だった。


