アヴィニョンの街角から |
ホテルのネットがさっぱり働いてくれないので週明けからカフェを探すことにした。
そしてこの御主人のところにお世話になった。
きびきびと動き、愛想とサービスがよい。
毎回違う香りのお茶を出していただき、それを当てなければならなかった。
もちろんさっぱり当たらなかったが、気に入ったものをいくつか発見。
ネットから離れると、これまでとは違う時間と生活空間が広がる。
これがその昔の生活だったのかと思わせてくれる。
ひょっとすると、これが一番安上がりの気分転換になるのかもしれない。
このカフェでまとめ終えると、街に迷いこむという日課になった。
もはやどんな町に行っても驚きはなくなっている。
フランスの景色の枠組みが少しづつ入り込んでいるのだろう。
それから、日本から直接来た場合のことを想像して見ることもなくなっている。
今の状態で感じるところを探しながら歩くというこれまでにない静かな散策。
今日は目に留まった街のイメージを少しだけ振り返ってみたい。
どんよりした曇り空や霧雨の中行く中世の街並み。
Palais des Papes のブティックで見つけたこのCDの世界とともに歩いていた。
"Shout for Joy: Spiritual Christmas"
Barbara Hendricks (born 20 November 1948)