動詞が変容する様を愛おしいと思えるか |

学校からのエッフェル塔の眺めは毎日変わる。
その違いを毎朝味わうのが日課になってしまった。
今日、4-5回目になるテストがあった。
今週から難しさを増してきていたので、初めて準備をすることになった。
動詞によって変容する様が違うのを美しいと思うところまではまだ行っていない。
その姿が愛おしく見えてくれば、上達への道が見えたことになるようである。
今日のエクスポゼは日本的な恥じらいのある日本女性。
日本の四季について立派なフランス語で話していた。
皆さんの様子がこれまでの対決姿勢ではなく、一緒になって頷きながら聞いている。
優しく変貌しているのには驚いた。
彼らの中では南米よりもさらに異国という感じなのだろうか。
お話を伺ったところ、フランス生まれの日本育ち。
日本文化に誇りを持っていて、その中の一つに着物があるとのこと。
自らの子供のころの着物姿の写真を回していた。
どこからともなく「トレ・ミニョン!」という声。
こちらには2年ほど前に来て、これから大学を目指すようだ。
ところで今日のテーマも接続法。
あろうことか、レストランでの選択の時に有用な言い回しがあり、またデザートが出てきた。
自然の成り行きでチリの方にお鉢が回ると、怖い視線を先生の方に向けていた。
砂漠でデザートもいいですね、とは先生。
今日はこんなこともあった。
カフェに入り、サックから荷物を出そうとしていた。
その時、後ろから店員の女性が、何にしましょうかと声をかけてきた。
不意のことだったのでびっくりすると、「驚かしてしまいましたか」。
注文の品を持ってきた時、さっきはわざとやったのでしょう、と思わず言っていた。
そうすると、地響きのする「ノーーン!」に続いて、そんなことするはずないでしょうという感じの返答。
二度目の驚き。
軽い冗談のつもりが、真面目な顔で言っていたのだろうか、通じなかった。
いつも一言多いと言われるが、なかなか治らない。
こちらに来る前にいただいた、むこうでは女性の尻尾を踏まないように、という助言が浮かんでいた。


今宵、軽い雨がある。
その後、久しぶりにこの姿が現れてくれた。
フランス語で満ちた週の終りにふさわしい時間になった。


