何という暑さ Quelle chaleur ! |

それにしても暑い。
この暑さに身を任せ、縁側で過ごすのが古来の日本人の姿なのだろうか。
縁側でビールでも飲みながらゆっくりしたいところだったが、ままならなかった。
今日が指導教授とのバカンス前最後のディスカッションになっていたからだ。
今回は1年目が終わることもあり、どのような内容にするのかについてまとめたものを基にお話をすることにしていた。そこにはスモルガスボード (Smörgåsbord) よろしく、いろいろなものを詰め込んでおいた。
ディスカッションは前回同様ほぼ1時間。結論は、用意した多彩な料理の中から客観的にも主観的にも最も重要であると思うもの一つに絞り込むこと。沢山ある中から一つしか選べないのである。これは私にとっては忍びないものがある。しかも、この時期の決定がこれからの人生を決めることになるかもしれない。テーマを決めた段階で、その頂上に向けてどのような道を取って登るのかを考えなければならない。言葉を変えると、科学からの見方だけではなく、そのテーマにどのような哲学的意味を持たせるのかが問われることになる。私のような立場の人間にとっては、ここが一番難しいところかもしれない。この夏はさらに暑い夏になりそうだ。
ランデブーが終わった後、大学横のカフェで考えをまとめたり雑誌を読んだりしていた。7時になった頃、周囲に人がいないことに気付き、店員の方に閉店時間を聞いてみる。驚いたことに閉店は6時だという。この間、マスターも店員の方も一言も声を掛けてくることはなかった。店の扉はすべて閉められ、鍵を開けて横の方から出してくれた。随分とゆったりした扱いを受けたものである。このゆったり感は生活を味わうには欠かせないものかもしれない。

明日から7月。
今年も半分が終わったことになる。


