関連付け再び、そしてプロジェをまとめる |
寒い一日だった。
お昼前から外に出る。2時間のカフェ、2時間の昼休みで食事と小さな文房具屋さん2軒に入り本棚をじっくり眺める。数冊飛び込んできた。それからさらに2時間のカフェ。このカフェを出る時は、気持よい挨拶をしてくれた。
帰ってから、二つの仕事に取り掛かる。
一つは、先日問い合わせがあった方の返信に対する返信である。異分野の方からのお話は将来どこに辿り着くのかわからないので疎かにできない。返信の中にあった論文と本の一節を読む。本の方は名前だけ知っている18世紀フランスのコンディヤックのもので、Gallica で読む。もう一つは英語の科学エッセイ。科学と言語学の接点のようなところで、広く言えば、人間がどのように外の情報を取り入れ処理しているのかという問題になるのだろうか。ここで大切になるのは、ものごとをどのように関係付けて捉えるのかということ。関連付けの精神がなければ、想像する力も生まれなければ記憶も生まれない。ただ、想像や瞑想の能力に長け過ぎると今度は危なくなる。そんなことをコンディヤックは言っている。
前のブログで取り上げたアンドレ・マルローの言葉が蘇る。
「頭のよさとは何か?
それは今まで誰も結びつけたことのないものを結びつける力である」
さらに、上の科学エッセイの冒頭には、フランソワ・ジャコブのこの言葉が引かれている。
"To create is to recombine"
これが終わったところで、これからの研究テーマを最終的にまとめる。
ごった煮の状態からのスタートになりそうである。
野心的とも言えるが、まとまりのない計画と言った方が正確だろう。
今日は比較的まとまった一日だった。