C'est le printemps ! 「春ですね」 |
昨日の午前中は語学学校。皆さんそれぞれのテーマでエクスポゼをやっていたが、人に向けて話すことが体に染みついている。会話や対話が成り立つのである。私も余り違和感を感じなくなってきたが、日本人だけではこうはいかないだろうと思って見ていた。意識が立っているという印象である。私は準備しておいたものを始まる前に先生に見ていただいたが、やはり細かいところがまだまだのようだ。それでも話すよりは良いですよとのことで、相当のエネルギーをつぎ込まなければまともに話ができるようにはならないだろう。
発表の中にリサイクルについての話題が出ていたが、フランスでの普及率はまだ4%にしか過ぎないという。先生は以前にボルドーに住んでいたようだが、2006年まで分別のためにゴミ箱がなかったと嘆いていた。どこの国が成績がよいのか聞いてみたところ、カナダから来ている年配の方がいち早く、それはカナダだ、と答えていた。リサイクルが法律で決められていて、違反すると罰せられるという。
午後は大学でのクール。このところの疲れが溜まっているのか、春眠なのか、うとうとの連続。途中、握った万年筆が机に落ちて目が覚めた。廊下から女子学生のやけにはしゃいだ話し声や笑い声が聞こえてきた。先生は思わず、" C'est le printemps ! " と静かに言って、にっこり。なぜか私と目が合った。クールの最後に、来週3つの論文についての発表が予定されていることがわかり、そのうちの一つが回ってきた。来週はプロジェについてのエクスポゼもあるので大変な1週間になりそうである。どのようなことになるのか、全くわからない。はっきり言えることは、新たに一段深くこちらのシステムに入り込むことになってきたということだろうか。