メモの読み直し、そしてボルドーのユーラトランティック計画 |
今日は雨が降っていた。そろそろメモワールの大枠を考えなければと思い、これまでにメモとして書いてきたノートを見直すために外に出る。出る前には近くのカフェを考えていたが、歩いているうちに遠くへ行きたくなりメトロへ。座り心地と町の眺めの良さそうなカフェで数時間過ごす。半年以上前からのものを数冊持って行ったが、内容を理解しコメントしながらなので正味100ページくらいのものを1冊読むだけに終わった。時間がかかるものである。それから駅を変えてもう1軒。夕方には雨があがっていた。
帰ってから、先日ホテルの女主人に言われた通りボルドー駅で手に入れた Le Point を見る。その中にあるボルドー特集を開くと、冒頭に "Titanesque" (巨大な) と形容されているプロジェクト、ユーラトランティック (Euratlantique) が取り上げられている。町の商業地区、オフィス街、さらには住宅などの開発と合わせて、交通網の整備もあげられている。現在パリ‐ボルドー間は3時間かかるが、2016年にはそれを2時間にする LGV (Ligne à grande vitesse) という計画があるようだ。これによると、新たにボルドーとトゥールを結ぶだけではなく、南のマドリッド、リスボンまでも延びるもので、北のロンドン、ブリュッセル、アムステルダムへとつながることになる。サン・ジャン駅も現在の2倍になり、年間800万人から1200万人の旅行客を見込んでいる、とある。マルセイユを中心に1996年に出来上がっているユーロメディタラネ (Euroméditerranée) に対抗するかのようなジロンヌの中心都市としての気概が見えるようだ。