AIDS に触れる "Access to Life" |
写真家集団マグナムの8人が世界9カ国、30人のAIDS感染者を追った記録、”Access to Life”
すべての国を見終わった時、なぜかこの1月に聞いた軽快な歌を聞きたくなっていた。キューバの歌手シルヴィオ・ロドリゲスさんが作った歌を若い女性が軽快に歌っていたあの歌である。ところがリンクがつながらなくなっている。仕方なくネットサーフで見つけたロリータ・トーレスさんの歌を何度も聞き返していた。たまにこういうことが起こる。
"Por Quién Merece Amor"
Lolita Torres さんはアルゼンチンの女優で歌手。 ニューヨーク・タイムズによると2002年に72歳で亡くなっている。貫禄十分の彼女の歌声を聞いているうちに、気分が落ち着いてきた。
シルヴィオ・ロドリゲスさんのバージョンはこちらから。
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samedi 18 juillet 2015
AIDSと言えば、1989年12月にアフリカに派遣されたことを思い出す。ザンビア、ケニアを中心に母子感染の現状を視察するためである。初めてのアフリカだったが、そこはこれまでに経験したことのない別世界であった。
当時、AIDSによって滅びるのではないかと言われる国があった。分かりやすい現状を目の前にして考えたことが蘇ってきた。それは、研究よりも目に見える成果を上げることができる領域がここにあるのではないかということ。暫くの間、その考えを弄んでいた。また、 一面に広がるルサカの草原に沈む太陽の形容できない赤と見たこともない大きさも蘇ってきた。
Por Quien Merece Amor のビデオが流れて暫くしてから当時のことを思い出した。懐かしい響きだ。記憶に残っているものである。