生きるとは活かすこと |
不思議なことが起こるものだ。
なぜかわからないが、今朝はこの言葉とともに目覚めた。
生きるということは自らの中にある何かを活(生)かすことという意味の
「生きるとは活(生)かすこと」
このポイントは、中にある何かを対象として見ることができるかどうかに懸かっている。自らの内なるものを掴むためには、俎板の鯉よろしく材料として観察者に提供しならなければならない。完全な受身の状態である。それに対して観察者は、その材料を場所を変え、時を変えながらいろいろな角度から眺める。そして内なる生き物の特徴を捉え、今度はそれが充分に生きられるように行動する側に回るのだ。
ところで、この内なる生き物の正体とは。科学的に定義できるのか。おそらく、難しいだろう。昔から生命原理とか生の飛躍などいろいろな名で呼ばれ、科学者からは顧みられない代物だ。それは生気論でしょう、として退けられてきた歴史がある。それでも生きることを考える時、科学でどうしても説明できないものがありそうな感じがする。内なるモーターを信じたい気分が襲う。