リズムよく、目と耳から音楽の日 |
今朝は比較的ゆっくり。ディスカッションを予定している方とのランデブーの日程を決め、街へ出る。こちらに来て初めて女性が街角に並んで立っている景色を見る。しかもすべて東洋系。そう言えば、こういう光景自体しばらく見ていなかった。カフェ2軒で5時間ほど。まだバカンス3日目だが、リズムが出ているようだ。
途中入ったリブレリーで、アルフレッド・コルトー (Alfred Cortot; 26 septembre 1877 - 15 juin 1962) がショパンを語った再刊本が目に入る。初版はショパン没後100年に当たる1949年で、今回の序をエレーヌ・グリモー (Hélène Grimaud; née le 7 novembre 1969) さんが書いているが、なかなか味のある文章だ。フランスがショパンに負うものが大きいことは明らかだが、ショパンがフランスに負うものについてコルトーが書いている章を読んでみた。こちらもショパンへの気持ちが溢れたよい文章だ。コルトーの語りをその言葉のまま味わうことになろうとは、予想もしなかった。
Aspects de Chopin Alfred Cortot (Préface : Hélène Grimaud)
音楽セクションにも足を伸ばす。CDのカバーを見て、以前にラジオでインタビューを聞いた方ではないかと思い試聴。そのインタビューでは、中国に生まれ、時代に揉まれながらも米国を経て1980年代にパリに辿り着き、こちらの音楽学校で教鞭を取っていることを語っていた。非常に柔らかく澄み切っているバッハで、久し振りに仕入れる気分になる。中の紹介を見てインタビューの主に間違いないことがわかった。シュ・シャオメイさん。
Bach: Le Clavier bien tempéré - livre 1 (Zhu Xiao-Mei)
Goldberg Variations by Zhu Xiao-Mei